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一月も半ばを過ぎました。遅ればせながら新年おめでとうございます。
新聞、テレビの報道を見ますと、おめでとうございますとは言っていられない重大事が多々起きているようです。アルジェリアの惨劇は一体どうなるのでしょうか。何の罪もない、自国のため、家族のため、アルジェリアのため、異国で身を粉にして懸命に働いてきた方々が、もし犠牲になったとしたら、考えられないことです。一日も早い全員無事救出を願うばかりです。
ご不幸と言いますと、不世出の大横綱大鵬関が逝去なされました。大鵬親方が21歳で史上最年少横綱になられた時、私は小学校4年生でした。大鵬親方は「巨人・大鵬・卵焼き」と言われるのがお嫌いだったと報道されていましたが、あの当時の少年にとっては、「長嶋・大鵬・○○」(○○は人によりました)だったように思います。また親方は、天才と言われるのを嫌い、常に「私は人一倍努力した。」とおっしゃられていたそうですが、確かに現役時代は毎日欠かさず四股5~600回、鉄砲2000回なさったそうで、本当に努力の方だったようです。天才が誰よりも努力をされるのですから負けるわけがありません。常に後進に「稽古をしなさい」と指導なさっておられたようですが、真実重みのある言葉だったと思います。
林尹夫さんという終戦直前に撃墜されて亡くなられた方がいらっしゃいますが、その方の遺稿集に「ぼくは勉強が足りない、」「今日もなまけてしまった、」〈これからは必ず一日○頁読もう」云々とたびたび書かれていました。編者の後書きを見ますと当時の三高、京都帝大の同級生ばかりか、教授たちも口々に「林君は本当の秀才だ。私たちの誰も及びもつかない。」と語っています。そんな秀才もわが身を振り返れば、努力が足りないと猛省しています。それが天才なのでしょう。そういえば山中教授も自分が決して出来がよいなんておっしゃっていませんでした。
実るほど頭を低れる・・・実感いたしました。私も少しでも真似をして努力いたします。
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